つながり
熊本
石川・能登半島から熊本へ。
Priscilla Lei | MAHALO GARDEN 主宰
アートから生まれた「心を寄せる」という一歩
2026年7月28日。
熊本で地震が起きたことを知り、
「何かできることはないだろうか」と考えました。
そのとき、私が思い出したのが、
2024年4月に訪れた石川県・能登半島での経験・「チャリティーアートプロジェクト」の企画でした。



2024年4月、能登半島へ
2024年1月に発生した能登半島地震を受け、
私は石川県・輪島市を訪れました。
被災地の状況を、自分自身の目で確かめるため。
そして、現地で暮らす方々の声を、
直接伺うためでした。
実際に現地を訪れ、
被災された方々とお話をする中で感じたのは、
復旧・復興には、住環境やインフラを整えることだけではなく、
その場所で暮らす人の、【心のケアの重要性】ということでした。
災害によって失われるものは、
建物や道路など目に見えるものだけではありません。
日常の安心。
人とのつながり。
未来への希望。
目には見えないものもまた、
大きく揺らぐのだと感じました。



一本松公園で出会った、一本の桜
輪島を訪れていたとき、
一本松公園で桜に出会いました。
震災の影響を感じさせないほど、
美しく咲いていた桜。
その姿を見つめながら、私は、
「今日という一日を生きること」
の尊さを感じました。
どんな状況の中にも、
光は存在する。
どれだけ大きな出来事があったとしても、
今日という一日は、今日しかない。
そして、
その一日を生きていく人たちの中にも、
小さな希望がある。
その桜から受け取ったものを、
私は一つの作品として残すことにしました。


『One Day』という作品
そうして生まれたのが、
新作『One Day』です。
この作品に込めたのは、
今日という一日を生きることの尊さ。
そして、
どのような状況の中にも存在する希望。
被災地で見た景色と、
そこで出会った人たちとの対話。
そこで感じた想いを、
アートという形にしました。
そして、この作品を
「作品をつくって終わり」にしたくありませんでした。

アートを、支援につなげる
2024年4月、
能登半島地震のチャリティーアートプロジェクト「One Day」をSNS上で開催。
2024年4月11日から4月24日まで、
作品を通して能登に心を寄せる機会をつくりました。
そして、作品の売上を、
輪島朝市の復興支援に取り組む
NPO法人 輪島朝市へ支援金として寄付。
期間中には47名の方が参加し、
51,700円を寄付することができました。
一人の想いだけでは、
小さな力だったかもしれません。
けれど、作品を見てくれた人。
想いに共感してくれた人。
作品を迎えてくれた人。
応援してくれた人。
一人ひとりの気持ちが重なって、
「支援」という形になりました。


現地で感じたことを、アートにする。
この経験を通して、
私はアートの可能性について
改めて考えるようになりました。
アートそのものが、
復興を直接担うわけではありません。
けれど、
誰かがその場所を、より深く知るきっかけになる。
誰かの想いを可視化することができる。
忘れられそうな出来事に、
もう一度目を向けるきっかけをつくることができる。
そして、その想いを「支援」という行動へ
つなげることができる。
それが、私が能登で実感した
【アートに秘めた確かな力】でした。

能登から熊本へ。心を寄せる、その一歩をつないでいく。
すべてを分かることはできなくても、
知ろうとする・理解しようとすることはできる。
すべてを背負うことはできなくても、
手を添えて、心を寄せることはできる。
そして、
自分にできる一歩を踏み出すことはできる。
2024年、能登で始めた
「One Day」という小さな一歩。
あのときは、一人のアーティストとして始めた活動でした。
そして2026年。
熊本で起きた出来事をきっかけに、
今度は一人ではなく、
【私を含めた12人のアーティスト】が、
それぞれの想いをカタチにして熊本へ贈ります。
一人の想いから、
12人の想いへ。
一つの作品から、
たくさんの作品へ。
そして、一人ひとりの想いが重なり、
一つの大きな支援へ。
アートから生まれた想いを、
人から人へ。
能登から熊本へ。
一人から、12人へ。
そして、その先へ。
心を寄せる人の輪を、
一緒に広げていきませんか?

